後藤良二

自己紹介と作家歴


(English)

私のデビュー作となった「ダイアモンド構造」は1977年に宇部市の野外で行われた第7回日本現代彫刻展で発表しました。
その後この作品は設置場所を変え、現在は美ヶ原高原美術館の空を望む背景に置かれています。
制作の当初から、この作品は空が背景に似合うと考えていました。それも青空よりは刻々と姿形を変えていく雲があると、生きてくると。 作品は、その背景との相互関係の検証も十分に行えないまま作家の元を離れつい最近まで、その確信を得られないままでいました。

しかし、ある日、何気なくネット上で見つけた自作彫刻の写真に、その効果が写し出されていたのです。

偶然に見つけた写真なので、今となっては誰がどんな思いで撮影されたのかも判りません。
しかし、制作者の私と共通する意識を感じて、シャッターを押したとしか思えてならないのです。
人の集合体である結晶構造は、大自然の荒波に抗して空高く立ち上がっていく人類の象徴のようにも感じられます。
いつか撮影者や作品をご覧いただいた方々と、出会う機会が生まれることを信じてやみません。

後藤良二
2016年8月2日

主な活動歴

1951北海道名寄市に生まれる
1977第7回現代日本彫刻展で秀作賞受賞(宇部)
1978第6回現代彫刻展エスキース展(神戸)
彫刻の森美術館開館10周年記念作品設置
1979 第8回現代日本彫刻展に模型出品、第10回・12回も出品
1983第16回現代日本美術展(東京・京都)個展(銀座ギャラリー山口)
1984 東京都の「文化のデザイン」コンペに選定、都立山崎高校にモニュメント設置
1985コンピューター総合学園HALに作品設置(名古屋)大阪校舎にも設置(大阪)
1987・89第2回・3回現代日本具象彫刻展で二度連続大賞受賞(千葉県立美術館)
1989イムズビルに作品設置(福岡)
川崎製鉄技術研究所にモニュメント設置(千葉)
1990青葉の森公園に作品設置(千葉)  
日立物流富士研修所に作品設置(静岡)
第一回大阪都市環境アメニティで表彰
1993とうや湖ぐるっと彫刻公園に作品設置
1996福井市フェニックス通りに作品設置(福井)
ザ・クイーンズヒルゴルフ場に作品設置(福岡)
1997上野新都市にモニュメント設置(伊賀上野)
宇部市シンボルロードに作品設置
2001杜のホールはしもとに作品設置(相模原)
2003第20回現代日本彫刻展に模型出品・
私の好きな模型投票第一位、第22回・23回も(出品作宇部市買上)
第8回KAJIMA彫刻展に模型出品(東京)
2005第32回長野市野外彫刻賞受賞 長野市に記念作品設置
2007洞爺村国際彫刻ビエンナーレ2007
2009第23回UBEビエンナーレで市民賞受賞(宇部)
2011個展・空間の構築(銀座YYギャラリー)
2014 個展・湾曲宇宙(銀座YYギャラリー)
2015個展・イメージの軌跡(東京芸術センター)
2016第14回KAJIMA彫刻展で銅賞受賞